参院選(10日投開票)の岩手選挙区(改選数1)は、立憲民主党現職と自民党新人が競り合う。両陣営ではそれぞれ、知名度抜群の助っ人が支持拡大へ奔走する。自民は鈴木俊一財務相(衆院岩手2区)が、地盤の沿岸部や県北部を軸に新人の浸透をサポート。立民は達増拓也知事が盟友の議席確保を目指し、都市部を中心に有権者の目を引き付ける。
「燃油価格の高騰に対し、迅速に政策を実施してきた。物価上昇率も世界と比べて低く抑えてきた」
鈴木財務相は6月23日、大船渡市の街頭でマイクを握り、約200人の支持者を前に岸田政権の実行力を強調した。
隣に立つのは自民党新人の広瀬めぐみ氏(56)。「まだまだ復興や公共設備が必要な場所は多い。鈴木財務相の下で予算の確保に努める」と約束した。
鈴木氏は同日、沿岸3市3町を巡り計15カ所で演説をこなした。28日には二戸市や八幡平市で広瀬氏の街頭演説などに付き添った。
国家予算や税制を統括する最重要閣僚は、陣営の知名度アップに欠かせない。「和の政治」を掲げた鈴木善幸元首相の長男。父親譲りの安定感を演出し、票を掘り起こす。
通算10選の政治手腕には定評がある。2019年に当時の五輪相が失言で更迭された際には、前任者として再登板。その後、父も務めた党総務会長をこなし、調整力を発揮した。
党県連幹部は「昨秋の自身の衆院選と比べても、力の入れようは遜色ない。全力投球だ」と目を丸くする。終盤戦に向け重鎮が登場する場面は増えそうだ。
「国会で地方の暮らしの現場に詳しい議員は貴重になっている。地方に軸足を置く参院議員を送りたい」
達増知事は6月25日、滝沢市の街頭で、立憲民主党現職の木戸口英司氏(58)と並んで立ち、議席の死守をアピールした。
公務の合間を縫って応援に駆け付ける。土、日曜の遊説では陣営にぴったり張り付き、街頭で演説したり握手作戦を展開したりして二人三脚を印象付ける。
達増氏にとって木戸口氏はかつての政務秘書で、小沢一郎衆院議員(比例東北)と行動を共にする盟友。公示前から「(応援に)タブーなし。今までやらなかったこともやる」と旗幟(きし)鮮明にしてきた。
自身の後援会を野党共闘の受け皿とし、実質的な全党連携を実現。共産、国民民主、社民各党の支持層へのアピールも忘れない。
開会中の県議会6月定例会では、自民から応援姿勢を問われる場面も。達増氏は「特定の政党を応援してはならないと言い出すと、非民主主義的考え方になる」などと反論した。
4期目の知事任期の満了は来年9月に迫り、夏にも知事選が予定される。参院選の先を含め、達増氏の言動は注視を浴びそうだ。
岩手選挙区には政治団体「参政党」新人の白鳥顕志氏(51)、NHK党新人の松田隆嗣氏(48)、無所属新人大越裕子氏(58)も立候補している。
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