石巻市総合体育館アリーナ使用停止 パネル落下の恐れ 再開時期未定
石巻市は4日、当面の間、市総合体育館の主競技場(アリーナ)を利用停止にすると発表した。トレーニング室や武道場などは引き続き使用できる。
最大震度6強を観測した3月16日の地震で、アリーナ天井付近に設置している輻(ふく)射パネルなどの暖房設備の一部が破損。修繕作業中の6月23日に、他のパネルやフレームも落下する恐れがあることが分かった。修繕の上、総合点検を行い、安全を確認できるまで利用を停止する。
市の担当者は「足場を組んで作業する必要もあるため、復旧に2週間以上はかかると見ている。できるだけ早い再開を目指す」と話した。
市スポーツ協会主催の卓球・バドミントン教室などは中止。2日に予定されていた第9回ヤンマーカップU-15フットサル大会(宮城ヤンマー、石巻サッカー協会主催)は急きょ、延期となった。
体育館の雨漏りの改修は、まず外壁の修繕を本年度中に終了させる予定。