衆院新区割り案　石巻市長、仙台圏と同居で見解　「第２県都の重みある」

　石巻市の斎藤正美市長は７日の定例記者会見で、衆院選の新たな区割り改定案で同市が多賀城市や富谷市などの仙台圏と同じ新４区に入ったことに関し「第２県都の重みはある。コロナ禍後の経済立て直しや復興後の地域活性化など、国には今後も注目してもらわなければいけない立場にある」と述べた。

　ＪＲ東日本は地域交通の在り方を自治体などと協議するため、利用者の少ないローカル線の区間別収支を近く公表する見通し。市内を走る石巻線などが含まれる可能性がある。

　斎藤市長は「廃止の危険がある路線だと認識し、市民にも少しでも協力してもらえればありがたい」と語り「交流人口を増やすため、仙石線や石巻線を使った観光戦略を仕掛けないといけない」と強調した。