<入試のツボ>専門と基礎 特徴兼備/高校学科紹介・総合学科

 高校の学科は普通科と専門学科に大別される。

 普通科は中学までと同じような教科を学習する。中学の延長と考えてよい。これに対し、専門学科では各分野の専門知識や技術を学ぶ。

 専門学科は農業科、商業科、看護科などさまざまある。自分の将来の目標が定まっていれば、早めにその道を専門的に学ぶことができるので、就職の際に有利に働くだろう。

 ただ、専門学科で学ぶうちに大学に進学したくなるなど、途中から進路の希望が変わることも十分考えられる。そこで、さまざまな進路に応えられるように、普通科と専門学科の二つの特徴を兼ね備えた学科が「総合学科」だ。

 総合学科の基礎となる科目は「産業社会と人間」。1年生で履修する必修科目だ。この科目で自分の進路について深く考え、社会人として将来、世の中に貢献できるための基礎となる知識や態度を身に付ける。

 英語、数学、国語、理科、社会の共通科目に加えて商業、農業、ビジネス、福祉などの専門科目を学ぶことができ、選択科目の中から自分の希望進路や興味、関心に応じて科目を選択する。自分なりの時間割を作ることができる点で大学の履修システムと似ている。

 現在、宮城県内で総合学科がある高校は7校あり、学べる専門科目も高校によってさまざまだ。高校入学後に自分の進路が見え始める生徒も多数いるが、総合学科を希望する場合は、まず自分の興味や関心のある科目が設置されているかどうかが考慮すべき点になる。学校説明会やオープンスクールなどを通じて、しっかりと確認しておこう。
(河合塾NEXT本町中学専門館・進藤誠)

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