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<東北の本棚>自転車から広がる世界

明日へのペダル 熊谷達也 著

 人生の後半で出合った「何か」によって、枯れてゆくだけと思われたその後の時間に彩りがよみがえり、豊かな味わいが増す。そんな幸運をつかむ人も世の中にはいるのだろう。この小説の主人公、仙台に暮らす55歳の会社勤めの本間優一にとって、それは自転車だった。

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