閉じる

しょくば拝見>介護用具貸与業・マルイチ福祉用品機器センター(石巻市西山町)

「あなたらしさ」を理念に業務に励む職員ら

<より良い生活サポート>

 車いすやつえ、電動ベッドといった福祉・介護用品の販売・レンタル、介護のための住宅改修などを手がける。「あなたらしく」を理念に掲げ、住民にとって住み慣れた地域での暮らしをサポートする。

 福祉・介護用品が必要になるきっかけやタイミングは年齢や病気などさまざま。石巻市だけでなく、東松島市や女川町、登米市からも相談を受け、スタッフが自宅を訪問し、住環境に適したアドバイスをする。

 松川弘樹課長(42)は「介護・福祉用品はお金がかかるというイメージがあるが、保険の補助金制度を利用すれば負担は減らせる」と説明。「ライフスタイルは利用する人によって違うので、本人はもちろん、家族も支えていかなければいけない」と福祉の重要性を説く。

 近年は新型コロナウイルスの影響もあり、高齢者を中心にできる限りの外出を避け、自宅で生活の全てを完結させるケースが増えた。「手すりやスロープを付けたい」「部屋の扉を引き戸に変えたい」といった声が増えているという。

 職員の金子裕貴さん(34)は「利用者や家族から『助かっている』と感謝されることがうれしい。これからも頼りにされる存在を目指す」と意気込む。

 利用者の福祉・介護用品は半年に1度、点検をする。その際も環境の変化に応じてプランを変えることもあり、松川課長は「より良い生活を守るためのサービスを提供し、地域に貢献していきたい」と話した。

■会社概要
 1988年、石巻市末広町に開設。2002年、業務拡大に伴い同市西山町へ移転した。福祉用具の設置や組み立ても行い、使い方のレクチャーやアフターサービスにも力を入れる。営業は月-土曜の午前9時~午後6時。資本金は1000万円。従業員13人。石巻市西山町3の6。0225(22)8800。

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ