SDGs推進 東松島市、東北大と連携 市内6小学校で出前授業
東松島市と東北大は、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)推進の一環として、市内6小学校の4年生を対象に、廃プラスチックの処理や再資源化などをテーマとした出前授業を開いた。
矢本東小(児童465人)で12日にあった授業には79人が参加。東北大大学院国際文化研究科の劉庭秀(ユジョンス)教授や、プラスチック容器製造会社の担当者らが講師を務めた。
劉教授は、世界の廃プラスチックの発生量が1980年から2015年に6倍増加し、現在はさらに増えているとみられると解説した。ストローなどの使い捨て用品は日本や米国で多く使われていることも説明。「今日の話を家族にも話し、プラスチックのリサイクルをどうすればいいのか考えてみてもらいたい。なるべくごみを出さない行動を取ってほしい」と呼び掛けた。
校内に用意された四つのブースでは、原材料にトウモロコシのでんぷんを使った食品容器を紹介。その容器をリサイクルして作ったキーホルダーなどがプレゼントされた。別のブースにはジュースのパックを縫い合わせて作られたバッグもあり、子どもたちは興味津々だった。
高橋天馬君(9)は「リサイクルは大事だと思った。トウモロコシでできたお皿が使われていることを家族に教えたい」と話した。
東松島市は2018年、内閣府から「SDGs未来都市」に選定され、出前授業は4年目。
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