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米軍家族ら、石巻の児童施設訪問 おもちゃ贈る 被災地支援を継続

園児たちにおもちゃを手渡すサリバンさんの子どもら

 米軍家族らでつくる支援団体「ヘルピングハンズフォー東北」のメンバーが先日、東日本大震災の被災地支援で石巻市内の保育所やNPO法人を訪れ、おもちゃなどを寄付した。

 代表のサリバン雅子さん(43)と子ども3人がアメリカから来日し、同市恵み野6丁目の小規模保育事業所「GENKIっこ保育園石巻園」を訪問。おもちゃや食器用洗剤などを贈った。米軍家族向けのイベントなどで集めた義援金を基にした。

 おもちゃを受け取った園児たちは、お礼に童謡「たなばたさま」を披露した。高崎克子園長(53)は「震災から10年以上がたっても継続して支援してもらい、ありがたい」と話した。

 サリバンさんは「歓迎してくれてこちらも元気をもらえた。一方的な支援ではなく互いにサポートし合えれば、活動の励みになる」と語った。

 訪問は6月30日に実施。サリバンさん家族は市内のNPO法人やっぺすと乳幼児保育園ミルクも訪れた。来日しての支援活動は新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりだった。

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