石巻川開き祭り 今週末だけど…感染急拡大「対策に協力を」 参加事前登録も
新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、3年ぶりとなる石巻川開き祭りの開催が6、7日に迫った。主催する実行委員会は来場者に「手指の消毒や食べ歩き禁止といった感染症対策に協力をお願いしたい」と強く呼びかけている。観覧するプログラムなどの事前登録にも協力を求める。
石巻地方の2日の新規感染者数は252人で、2日連続で過去最多を更新。感染の急拡大が続いている。
実行委は感染拡大防止のため、会場内でのマスクの着用や適切な間隔の確保、発熱や体調不良の場合の来場自粛、大声での会話や声援の禁止といった基本的な感染症対策への協力を求める。
石巻市の立町大通りなど3カ所に、検温や手指の消毒ができるゲートを設置。係員を配置したり、場内放送で呼びかけたりして、ゲートを通過してから観覧場所へ向かうよう促す。
露店などでの飲食物の販売は認めるが、歩きながらの飲食は禁止する。出店者に飲食スペースを確保するよう協力を要請するほか、「いしのまき元気いちば」(石巻市中央2丁目)隣接のバスロータリーに椅子とテーブルを用意する。パレードや花火など観覧時の飲食も、熱中症対策の水分補給を除き自粛を求める。
スマートフォンなどからアクセスできるウェブ版の「参加事前登録フォーム」を用意。名前や連絡先、観覧するプログラムなどの事前登録に協力を求める。当日は各ゲートに手書き用の「登録用紙」も置く。
実行委の担当者は「来場者の協力なしで祭りの成功はない。ルールを守って3年ぶりの祭りを楽しんでほしい」と話した。