<入試のツボ>継続的な学習 着実に力/教科別対策(1)国語

 高校入試の国語の対策として最も重要なことは、出題傾向を把握した上で、早期から継続的に学習を続けることだ。

 国語は他教科と比べて覚える知識事項は少ない。3月の入試では、知識問題の配点は20点のみ。残りの80点は文章読解を中心に出題され、うち41点は記述問題だった。

 記述問題は200字で書く配点20点の作文、55字で書く説明的文章・文学的文章の問題などで正答率が低く、差がつきやすかった。これらを念頭に置いて入試対策を行ってほしい。

 まずは時間を計って文章題を解くトレーニングをしよう。解く問題は、入試に実際に出題された過去問を使うこと。宮城県だけでなく、他の都道府県の問題でも構わない。

 説明的文章・文学的文章であれば、1題当たり12分程度を目安に解こう。記述問題は最初こそ字数内にまとめることが難しいかもしれないが、本文中からポイントになる部分を見つけ、まとめ上げる練習を継続することが大事だ。

 200字で書く作文も定期的に練習をしよう。近年はテーマに沿って自分の意見をまとめる形式の出題が増えている。

 解いた後は解答・解説を基に、丁寧に答え合わせをすること。間違えた問題は答えの根拠となる部分を見つけ、なぜその答えになるのか、納得するまで考えてほしい。記述問題は可能な限り保護者や塾の先生などに添削してもらおう。

 国語は短期間に点数を伸ばすことが難しい教科だが、長期的に継続して学習すれば着実に力が付く。夏のこの時期から本格的な入試対策を行うことで、周囲に差をつけることが可能だ。国語の勉強を通して身に付けた読解力や記述力は、高校入学以降も必要とされる技能だ。
(進学プラザグループ第一事業部・阿部智則部長)

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