J2山形、独自グッズで収入アップ キッチン家電やキャンプ用具開発

 サッカーJ2山形がチームのグッズ開発に独自色を打ち出している。レプリカユニホームなどのアパレルや小物が定番になっている中、キッチン家電やキャンプ用具にも進出。新型コロナウイルスの感染拡大で増えた「おうち時間」に対応し、日常的に使える商品をそろえて収入増を目指す。

チームのエンブレムが小さく入ったグッズのスチームアイロン(右)とタンブラー

 家電は6月から、ブルーノ(東京)と共同で電動ミルやハンディスチーマーなど6商品を販売。クラブの公式オンラインショップでホットプレートが売り上げランキング1位になるなど、早速、サポーターらの注目を集めている。

 ブルーノとJクラブの連携はJ1鹿島に続き2例目。チームカラーの青色は採用せず、クラブのエンブレムを小さくするにとどめた。山形のグッズ担当、奥山勇太さん(40)は「自然に生活の中に取り込め、普段使いしてもらえるデザインにした」と説明する。

 地元ゆかりの企業や関係者とも連携する。木材加工業ウッド・メーク(米沢市)とキャンプ用の2商品を開発。包丁が収納できる折り畳み式のまな板と1人用テーブルで、共に山形県産の木材を使った。2020年には同市の伝統工芸米沢織のストールを商品化した。

販売収入は過去最高

 「山形が生んだ『ものづくり』の素晴らしさをクラブの発信力を使って広く拡散し、地元を盛り上げていきたい」と奥山さん。山形市出身の世界的デザイナー奥山清行さんが手がけたタンブラー、山形県出身の藍染め職人によるTシャツの販売も近く予定する。

 販売収入は入場料、広告協賛に並ぶクラブ経営の柱の一つ。21年度決算によると、営業収益18億4700万円のうち1億2700万円を占め、前年度比2100万円増の過去最高となった。

 クラブのグッズ担当は奥山さんと井苅将樹さん(23)の2人だけ。奥山さんは「今後も挑戦的な開発を続け、地域貢献とクラブの知名度向上を図りたい」と意気込む。

チームのグッズとして販売する家電をチェックする選手たち(J2山形提供)
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