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船越小の思い出をはがきに 元教員ら作製、3カ所で配布

取り壊し前の船越小校舎や現在の石巻市雄勝町の様子が印刷されたポストカード

 東日本大震災で被災し、2013年3月に閉校した石巻市船越小の思い出を残そうと、同校の元教員らでつくる希望の灯実行委員会がポストカードを作製した。雄勝総合支所など計3カ所で配布している。

 ポストカードは5枚セットを2000部発行。船越小や立浜分校、名振分校の校舎と校歌のほか、運動会や遠足などの学校行事、現在の雄勝町の町並み、雄勝小中の児童生徒の写真などが印刷されている。

 震災前の写真は地元住民から提供を受け、現在の町並みや雄勝小中の活動は元雄勝中校長の佐藤淳一さん、前雄勝小中校長の横江良伸さんが撮影したものを使った。

 初任から9年間船越小で勤務し、現在は女川町教委で教育指導員を務める実行委代表の坂本忠厚さん(61)は「校舎は取り壊されたが、思い出が手元にも残る形にしたかった。現在の船越の風景や、雄勝小中の活動とともに見て頂ければ」と話した。

 ポストカードは雄勝総合支所、石巻市中央2丁目の石巻ニューゼ、東松島市矢本の喫茶去HaMaで提供している。

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