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事件事故の死者悼む 霊安室前で慰霊祭 石巻署、河北署

石巻署

祭壇に向かって手を合わせる須藤署長
祭詞を述べる永沢署長(中央)

<地域を守る誓いを刻む>

 石巻署は5日、事件や事故、病気で亡くなった管内の犠牲者を供養する慰霊祭を署の霊安室前で開いた。今年1月以降、不慮の死を遂げた人々の冥福を祈り、今後も地域の平穏を守ることを誓った。

 署員ら25人が参列。石巻市南境の金蔵寺の渡辺秀彦住職が読経し、署員は焼香して祭壇に向かって手を合わせた。須藤隆史署長は「事件事故の抑止を心に刻み、活動していく」と話した。

 署によると1月1日~8月4日の管内の犠牲者は236人で、内訳は変死230人、交通死亡事故6人。

河北署

<犠牲減らす活動に全力>

 河北署は10日、不慮の事故などで亡くなった人を供養する慰霊祭を署の霊安室前で開いた。署員約20人が参列。曹洞宗光厳寺(石巻市飯野)の千田豊穂(ほうずい)住職と曹洞宗海蔵庵(同市尾崎)の佐竹泰生住職が読経する中、焼香して手を合わせた。

 永沢裕之署長は「犠牲者が一人でも少なくなるよう警察活動の遂行に最大限努力する」と述べた。

 慰霊祭はお盆の時期に合わせて毎年開いている。署の霊安室には今年1~7月に34人が安置された。

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