ゆぽっぽ営業再開 利用者、久々の湯に笑顔 女川
JR女川駅にあり、昨年2月と5月の地震で窓ガラスが割れ休館していた女川町営温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」が21日、1年4カ月ぶりに営業を再開した。
当日は再開を祝したセレモニーが開かれ、須田善明女川町長や佐藤良一女川町議会議長らが参加した。吉田雅(ただし)支配人が再開を宣言した後、花火が打ち上げられ、町内の獅子舞団体「女川港大漁獅子舞まむし」が祝いの獅子振りを披露した。
再開には多くの利用者が駆けつけ湯船に漬かった。休館前は週に2、3度訪れていたという同町の自営業木村秀子さん(86)は「待ったかいがあった。久しぶりの温泉は最高」と笑顔で話した。
5月の地震では割れたガラスの破片で利用者が軽いけがをした。須田町長は「事故を解析し窓ガラスを一部アクリルに変えるなど対策を行った。観光客や町民の方々に憩いの場として使っていただきたい」と話した。