「カンタータ」、来年5月に上演 10年ぶり 市民編成合唱団員を公募
石巻市の創始から現代までを市民らによる合唱と独唱、管弦楽、舞踊、朗読で織りなすカンタータ「大いなる故郷石巻」が2023年5月28日、10年ぶりに上演される。会場は同市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)大ホール。実行委員会(委員長・足立岳志石巻市文化協会会長)は、100人規模で構成する市民編成合唱団の公募を始めた。
大いなる故郷石巻は、同市出身の作曲家小杉太一郎さんが作曲、石巻芸術協会事務局長を務めた故石島恒夫さんが作詞と構成を担当。市制施行40周年を記念して1973年に初演され、以後10年ごとに上演されてきた。
今回で6回目の公演になる。指揮は佐々木克仁さん(石巻市出身)、管弦楽は石巻市民交響楽団をメインに有志で編成する。独唱、朗読も市出身、在住者をそろえる。ソプラノ三浦梓さん、バリトン千葉昌哉さん。朗読は俳優の三國裕子さんが務める。舞踊は市内団体有志が担う。
市民編成合唱団の練習は11日に発会式と合わせて開始する。桃生公民館を会場に毎月1~2回(日曜日)の全14回。募集は10月末まで続ける予定。参加費は一般2000円、高校生以下無料。発会式当日も会場で受け付ける。
公演は2部構成で、第1部は「伝統・伝承芸能の継承」。河北、北上、雄勝地区の芸能伝承団体などの出演を予定。午後2時開演予定。入場料は一般2000円、高校生以下1000円。
連絡先は市文化協会事務局0225(22)4689。
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