ツール・ド・東北あす開幕 多彩な行事で歓迎 走行イベントは18日
東日本大震災で被災した県沿岸を自転車で巡る「ツール・ド・東北2022」(河北新報社、ヤフー主催、三陸河北新報社など共催)が17、18の両日、石巻地方を中心に開かれる。新型コロナウイルスの影響で、現地での走行イベントは3年ぶり。9回目となる今年は、約1500人が復興の歩みを肌で感じ取る。
感染対策のため走行イベントは18日のみ。石巻市総合運動公園を発着点に「北上フォンド」(午前6時半スタート・100キロ)と「女川・雄勝フォンド」(午前9時20分スタート・65キロ)で実施する。
コースには、休憩所となる「エイドステーション(AS)」が設けられ、地元住民らが三陸の幸を生かしたメニューを提供。石巻市では「ホタテ焼き」(雄勝AS)と「うにめかぶ」(北上AS)、女川町は「サンマのすり身汁(女川汁)」で参加者をもてなす。
石巻市総合運動公園では両日、地元グルメの石巻焼きそばやサバだしラーメンなどが味わえる「応“縁”飯」や、サイクル用品の販売ブースを開設。ステージイベントもあり、石巻広域消防音楽隊(17日)や寺崎はねこ踊り保存会(18日)などの地元団体が会場を盛り上げる。
大会は13年に始まり、新型コロナの影響で20年は中止、21年は走行を疑似体験するバーチャルライドのみ実施した。