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震災伝承、一体で展開 「みやぎコンソーシアム」発足 県内63団体が連携強化

震災遺構の在り方についての講演があった設立会議

 東日本大震災の伝承に取り組む県内の団体や行政機関などでつくるネットワーク組織「震災伝承みやぎコンソーシアム」が発足した。各団体の取り組みや課題を共有することで連携を強化し、一体となった活動展開を目指す。

 コンソーシアムは伝承団体や行政機関、民間企業など63団体で組織する。年に数回会合を開いて会員間で情報共有し、伝承団体向けの研修などを開く。事務局は県が務め、代表などの役員は置かない方針。

 石巻市の震災遺構門脇小で9日に設立会議があり、28団体の約40人が出席した。県の担当者がコンソーシアムの設立趣旨を説明した後、会員からは「今後の伝承活動の在り方について具体的に議論する組織にしてほしい」「役員不在で機能するのか疑問だ」といった意見が出た。

 県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」(石巻市)館長で東北大名誉教授の平川新氏が基調講演し、県内で震災遺構として保存すべき建物や集落を検討、決定した経緯を説明。「遺構には想像力を喚起する役割がある。学習と観光の場として新たな交流拠点となるのが望ましい」と述べた。

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