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水の中は歩くの大変… 女川高等学園で防災訓練 感染症対策も学ぶ

浸水時を想定した歩行訓練を行う生徒ら

 県立支援学校女川高等学園(生徒69人)は1、2の両日、全校生徒を対象にした総合防災訓練を行った。教職員らも加わり「新型コロナウイルス禍における被災」を想定した訓練を通し、防災意識の高揚や集団生活の連帯感を高めた。

 初日は体験型の学習が中心。大雨などで浸水した場所を歩く訓練では、足に重りを付けた状態で、穴の開いたビニールシートの上を歩いた。シートの下にはつぶしたペットボトルも置かれ、生徒らは「足を上げるのが大変だ」などと話しながら、早め避難の必要性を感じていた。

 避難所運営時に、健康な人と体調不良の人を同じ建物に誘導しないといった感染症対策も確認した。3年生の山崎隼人さん(17)は「上級生として後輩に有事の際の行動は伝えられた。これからも周囲を見て迅速に行動できる人になりたい」と話した。

 女川高等学園は2016年開校。翌17年から毎年、総合防災訓練を実施している。2日目は校舎内にある防災設備のチェックなどを行った。

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