東北楽天、逃げ切った 3位キープ 則本9勝目

1回東北楽天1死、茂木が右越えに先制ソロを放つ

 東北楽天は辛くも逃げ切って2連勝を飾り、3位を維持した。

 打線は一回、茂木の右越えの8号ソロで先制。四回には茂木の右中間二塁打を足掛かりに、浅村と鈴木大の適時打などで3点を加えた。先発則本は5回6安打3失点で9勝目。六回以降は4投手のリレーで1点のリードを守り抜いた。

 西武は打線がつながらず6連敗。自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性がなくなった。

茂木、先制弾に追加点呼ぶ二塁打

 今季3戦全敗だった難敵にようやく土をつけた。東北楽天は、試合前まで防御率2・41に抑えられていた西武先発の与座を攻略し、五回までに4得点。上位争いのライバルとの4連戦で、まず二つ白星を重ねた。

 打線を引っ張ったのが2番茂木。一回、甘く入った直球を豪快に振り抜き、右越えの先制ソロを放った。この一発の1球前、クイックモーションを挟んできた与座に対し「クイックも頭に入れて、差し込まれないようにだけ考えていた」。

 テンポのいい右下手投げの技巧派に惑わされずに対応したことに、渡辺打撃コーチは「タイミングが一番のテーマとして試合に臨んだ中で、それを体現してくれた。チームを勇気づける一発になった」とたたえる。四回は先頭茂木の右中間二塁打など計4安打を集めて3点を奪った。

 茂木は8月以降、ベンチを温める時間が増えた。控えの立場を経験し「途中で出たり、たまに試合に出たりする難しさを痛感している」と打ち明ける。今は「毎試合打たないと出続けられない。いい緊張感でできている」と充実感をにじませる。

 2試合ぶりの先発出場で起用に応えた。4打席に立って見送ったストライクの球は二つだけ。グラウンドに立つ機会が減っても、持ち前の積極性は失っていない。

 ヒーローインタビューでは敵地に詰めかけたファンに誓った。「もう一度、優勝争いに食い込みたい」
(剣持雄治)

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