ベガルタのMF松下、新システムで存在感 けがから復帰、攻撃の柱に

 J2仙台のMF松下が、新システムで存在感を発揮している。4-3-3のアンカーに入り、精度の高いパスを配球。「数多くボールに触り、特長を出せている。プレーが整理できている」。右脚の大けがから復帰して3試合で、チームの心臓として攻撃をけん引している。

 新布陣を採用したリーグ前々節栃木戦(14日)と前節徳島戦(18日)で、ともに得点の起点となった。栃木戦では左サイド奥にパスを通し、DF蜂須賀のクロスをお膳立て。徳島戦では中央でボールを受けると、すぐさま右ウイングのDF真瀬に展開して攻撃を加速させた。

ミニゲームでパスをさばく松下=22日、仙台市泉サッカー場

 空いたスペースを察知して立ち位置を修正し、センターバック(CB)からボールを引き出す。自分へのパスコースをふさがれれば、味方のサポートやCBの持ち上がりを促し、角度を変えてボールを受ける。前を向いたら、両ウイングを中心に遠い位置の選手から探し、効果的なパスを選択。「ボールをうまく回す形が見えている」と言う。

 今後は相手チームの分析が進んだとき、どう立ち回れるか。栃木と徳島は中盤で構えて守ってきたため、CBが自由にボールを持て、全体が適切な立ち位置を取る時間に余裕があった。ハイプレス志向の相手を想定し、「別の形やオプションを持つことが大事になる。もっと突き詰めるべき部分がある」。さらなるレベルアップを目指す。

 チームは現在5位。25日に3位岡山との重要な一戦を控える。「縦横に相手を揺さぶり、守備の組織を崩す」と松下。持ち前のパスセンスでゴールに迫る。(佐藤夏樹)

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