河北春秋(9/26):「あと少し奥へ踏み入れば、村の道祖神が護…
「あと少し奥へ踏み入れば、村の道祖神が護る境界を越え、山の神様の領域となる」。仙台市の作家熊谷達也さんの『邂逅(かいこう)の森』は、東北の伝統的な狩猟者「マタギ」の世界を描く。獲物は山の神様からの授かり物。マタギの村と神聖な森との間には明確な境があった▼獣が人里に下りて被害を及ぼすのを命懸けで食い…
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