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いらっしゃいませ>清水畳店(東松島市矢本河戸)

ブルーインパルスをイメージした畳縁の商品と清水代表

<「ブルー」の感激、畳縁に>

 1939(昭和14)年創業の畳店。JR矢本駅近くの工房に入ると、イ草の爽やかな香りに包まれる。3代目の一級畳技能士、清水好和代表(50)は22歳で畳職人となり、市内を中心に住宅や公共施設などの畳を手がける。

 東日本大震災後、清水代表は航空自衛隊松島基地の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」が帰還した際に、非常事態が続く中で日常を感じて涙が出たという。

 その時の思いをきっかけに、基地の了解を得てブルーインパルスをデザインした畳縁を作った。業者に特注して青地に白でロゴや機体をあしらい、災害公営住宅や市コミュニティセンター、基地内の官舎などに取り入れられている。

 工房の一角には、軽くて丈夫な畳縁を使った約30種類の小物類が並ぶ。デザインと製作は母徳江さん(74)と妻由紀子さん(50)が担当し、一つ一つ手作り。カードケース(1000円)やペンケース(1500円)などが人気という。

 清水代表が商品を紹介するライブ配信動画も評判で、ブルーファンらとの交流が広がっている。清水代表は「ブルーの反響がこんなにすごいと思わなかった。市内に人が訪れ、交流人口増加への手助けになればうれしい」と話す。(及)

◇メモ:営業は午前8時~午後6時。日曜祝日定休。東松島市矢本河戸396の3。0225(82)2448。

清水畳店

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