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全国高校ロボット競技大会 石工機械部、県代表で出場 16日・弘前

全国大会に向け、ロボットの操作の練習に励む「石工機械部」チーム

 石巻工高の「石工機械部」(部員5人)が、第30回全国高校ロボット競技大会(16日、弘前市)に県代表として出場する。白石工高で9月10日にあった県予選会を兼ねた県高校生ロボットコンテスト2022(実行委員会主催)で優勝した。製作したロボットの改良や操作技術のレベルアップに取り組み、全国大会に臨む。

 県予選会には県内の4工業高から5チームが出場した。青森県で開かれる全国大会に合わせ、リンゴに見立てたピンポン球をリモコン型ロボットと自立型ロボットで取り込み、決められた場所に並べる課題に挑戦した。

 1チーム5人で、このうち3人の競技者がコートに立ち、制限時間3分の試技を2回行い、最高得点を競った。石工機械部は県予選会の課題発表後、コートや部品作り、プログラミング、機体の製作などを進め、8月末から毎日3時間以上、操作の練習と機体の調整に打ち込んだ成果が実った。最高得点は97点で、2位に約50点差をつけ圧倒した。

 部長の3年前田蒼士(あおと)さん(18)は「先生を含め計6人で意見を出し合い、試行錯誤を重ねた。全国大会も全力で挑みたい。機体と操作技術のレベルアップを図り、予選突破を目指す」と力を込める。

 全国大会には96チームが出場し、予選上位32チームが準決勝に進出。うち8チームが決勝に進む。県代表として石工機械部と、2位の仙台工高「PBoTs」の2チームが出場する。

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