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クラシックカー、石巻地方巡り復興支援 ラリーin東北 3年ぶり開催

観覧者に見守られながら出発
ずらりと並んだクラシックカー

 東日本大震災で被災した県沿岸部をクラシックカーで走る復興支援イベント「GO!GO!ラリーin東北」(実行委員会主催)が1、2の両日にあった。

 1日は発着点の石巻市南浜マリーナにポルシェやジャガー、ベンツといった約100台のクラシックカーが集まった。参加者は記念撮影した後、観客の声援を受けながら出発。女川町の地元市場「ハマテラス」や鮎川地区の拠点エリア「ホエールタウンおしか」などを巡り、市の震災遺構「大川小」で献花した。

 東京都の医師森田隆さん(71)は1959年製のポルシェで参加。「石巻で医師をしていた知人を震災で亡くし、その縁で前回参加した。今回も彼を思いながら走りたい」と話した。

 開会のセレモニーで実行委が石巻市に電動アシスト自転車を寄贈。イベント発起人の俳優唐沢寿明さんが斎藤正美市長に目録を手渡した。斎藤市長は「車で走りながら未来に向かって動いている被災地の今を見て復興を感じていただきたい」とあいさつした。

 ラリーは2019年に始まり、今回で2回目。新型コロナウイルスの影響で20、21年は中止し、3年ぶりの開催となった。

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