名所や物産、全国へＰＲ　東松島でマッチング会　旅行会社と情報交換

　東松島市の地場産品や観光名所をＰＲし新たなビジネス機会につなげようと、東松島観光物産公社は９月２９日、市矢本西市民センターで市内事業者や旅行会社などを対象としたマッチング会を開いた。

　市内の飲食店や宿泊業者、観光関連の事業者や、県内外の旅行会社やバス会社など計２８事業者・団体が参加。市内の事業者がそれぞれブースを構え、旅行会社などの担当者が見て回りながら情報交換した。

　市内事業者らは生産する農作物やノリといった食品や加工品を紹介し、農業や漁業、シーカヤックなどの体験もＰＲした。

　仙台空港を拠点とする航空会社アイベックスエアラインズ（東京）事業推進課の片山慶一課長代理（４０）は「オンラインショップで宮城の産品を紹介している。ノリの生産から加工まで手がける工房に直接話が聞けて良かった」と話した。

　特産のノリを使ったソバや海鮮焼きなどを提供する奥松島クラブハウスの門脇善行支配人（４１）は「集客につながる話ができればと思い参加した。施設の特長や指定管理する奥松島運動公園を紹介し、エリア全体が活気づくよう他の施設もお薦めした」と語った。

　マッチング会は２０２０年に始まり今年で３回目。それ以前は市内の事業者を対象に開催していた。