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スポーツ健康都市・東松島市、ろう者サッカー協会と協定 交流を促進

協定締結後、記念撮影に応じる野呂代表理事(前列左から3人目)と渥美市長(同4人目)ら

 スポーツ健康都市を掲げる東松島市と一般社団法人日本ろう者サッカー協会(東京都品川区)の連携協定締結式が8日、市役所であった。協会はろう者によるサッカーやフットサル競技の強化普及に努めながら市民との交流も図る考え。

 渥美巌市長と協会の野呂啓代表理事が締結書に署名し交換、志小田美弘教育長と田中賢二常務理事も市旗と協会旗を交換し、出席者から拍手が送られた。

 渥美市長は「健康都市宣言をして以来、各種スポーツ大会や合宿など積極的に誘致し、活性化や交流を図っている。これを契機に協会とは深く長く関係を続けたい」とあいさつ。

 野呂代表理事も手話を通じて「これまでの支援される側から市のスポーツ健康都市の具現化やSDGsの達成など共に取り組む団体として尽力させていただきたい」と決意を述べた。

 締結式に合わせ、協会所属のデフフットサル女子日本代表チーム選手ら関係者13人が8日から10日までの日程で同市野蒜の防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」に宿泊し、奥松島運動公園体育館で強化合宿を行った。8日には体育館で、市内のサッカースポーツ少年団を対象にフットサル教室を開いた。

 締結式には小野幸男市議会議長、尾形清人NPO法人市体育協会副会長(市スポーツ少年団本部長)、加藤一枝市身体障害者福祉協会長も立ち会った。

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