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日頃の研究、身近に 石巻専修大「石鳳祭」 市民ら科学に親しむ

石巻地方で見られる野生動物の骨格標本の展示

 石巻市南境の石巻専修大で8、9の両日、石鳳祭(実行委員会主催)が開かれ、多くの市民らが訪れた。バンド演奏や、お笑い芸人を招いてのステージ、地場産品なども使った模擬店などでにぎわった。

 企画展のうち理工学部の「ひらいてみよう! 知の玉手箱」では、石巻地方に生息するニホンジカやタヌキなど野生生物の骨格標本の展示や、自動車のエンジンオイル交換体験などサイエンスを身近に感じることができるコーナーを開設。子どもたちの知的好奇心を刺激していた。

 さらに再生可能エネルギーの活用や、小型電動モビリティの自動運転について紹介したほか、「未来の暮らし-新しい価値創出への期待」と題し、地域の課題や日本の未来について考える場を設けた。

 特別講演会では、大学開放センター長の梅山光広理工学部教授が「石巻SDGs未来都市~ものづくりの進化・未来の暮らしをビジョンする」をテーマに講演した。子どもに向けた読み聞かせなどもあり、市民に開かれた大学としての意義も高める内容となった。

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