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<創作現場/私の相棒>「自作工具」 空想の「楽園国」を形に

美術家・姉歯公也さん

 窓際につるされたモビールが、かすかな気流に揺らめく。雲のようなオブジェとさまざまな姿態の小人。絶妙なバランスで成り立つ物語の世界を、大崎市の美術家姉歯公也(65)さんは「アネハネハ楽園国」と名付けている。

 東京芸術大在学中は、前衛芸術に傾倒した。そういう作家たちが集まるギャラリ…

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