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送迎支援を安全に カーシェア協が運転講習会 石巻

シミュレーターで反応速度などを測る参加者

 一般社団法人日本カーシェアリング協会は9月30日、協会のボランティアドライバー向けの安全運転講習会を石巻市魚町2丁目の市水産総合振興センターで開いた。寄付車を地域で共同利用する「コミュニティ・カーシェアリング」を利用している15人が参加。石巻署交通課と石巻地区交通安全協会が協力した。

 安全運転の講話があり、交通課の担当者が雨天時や薄暮時間帯といった視界が悪い時は運転を避け、停止線でしっかり止まるなど慎重な運転を呼びかけた。

 セーフティーサポートカーを用いて動体視力や判断力など運転に必要な身体機能の測定もあり、参加者からは「思ったよりも反応できなかった」との声が上がった。石巻市湊の会社員斎藤清毅(せいき)さん(69)は「普段から安全運転を意識してこれまで無事故だが、心がけの大切さを再認識した」と話した。

 コミュニティ・カーシェアリングは買い物や通院といった送迎活動などで寄付車を使う取り組みで、石巻地区で約40人がボランティアドライバーとして登録している。協会の吉澤武彦代表理事は「安心して地域の支え合い活動に当たるため、安全意識の啓発活動を継続したい」と述べた。

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