石巻市複合文化施設案内、サービス向上へ 市民ボランティアが研修
石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で8日、施設の案内係(レセプショニスト)として活動する市民ボランティアの研修会があった。20~70代の13人が参加し、サービス向上のためのテクニックを学んだ。
文化施設の運営やコンサルティング業務などを担うサントリーパブリシティサービス(東京)社員が講師を務めた。参加者はロビーやホールで、お辞儀やあいさつといった立ち振る舞いのほか、チケットのもぎり方などを確認した。
案内役と来館者役に分かれ「イベント中に苦情が来たらどうするか」「来館者が間違った席に座っていたらどう声をかけるか」といったトラブルへの対応にも取り組んだ。
開館直後から案内係を務める菊田修さん(70)=鹿又=は「ボランティア同士で助け合う時もあるので、どんなこともできないといけない。訪れた人にも有意義な時間を過ごしてほしいので、自分のやり方を確認できて良かった」と話した。
市複合文化施設は昨年4月に開館。指定管理者の公益財団法人石巻市芸術文化振興財団は「可能な限り市民の力で運営したい」と市民ボランティアを採用している。