閉じる

老練の指揮 明朗な音描く 仙台フィルハーモニー管弦楽団第358回定期演奏会

 楽団職員を伴いステージにゆっくり歩を進める常任・飯守泰次郎の姿は、穏やかな笑みを浮かべ「好々爺(や)」という言葉がぴたりと当てはまる。しかし、指揮棒を手に台上から手兵を差配し独奏者と向き合うまなざしは、あくまで鋭く威厳に満ちている。

 2019年のミュンヘン国際音楽コンクール覇者として人気と実力を備…

関連リンク