仕事も私生活も楽しく 管理職ら職場づくり学ぶ 石巻
石巻市は21日、ワークライフバランスに配慮した職場づくりを考える研修会を市ささえあいセンターで開いた。市職員や民間企業の管理職ら23人が参加。部下のキャリアと人生を応援し、自らも仕事と私生活を楽しむ「イクボス」になるための考え方などを学んだ。
NPO法人ファザーリング・ジャパン東北の斉藤望代表理事が講師を務めた。斉藤代表理事はワークライフバランスやイクボスを実践するポイントに「業務を属人化させない」「スケジュールを共有する」などを挙げ「自分の生活を充実させてオープンにし、いつでも相談できる『隙のある』上司でいることも大事だ」と強調した。
子どもが生まれて8週間以内に男性が最長4週間の育児休業を取れる「産後パパ育休」が10月にスタートした。斉藤代表理事は男性の育休取得推進にも触れ「ボウリングで言えば1番ピン。これをクリアすることで女性活躍推進や人口減少対策など多くの社会課題解決につながる」と語った。