生活困窮者の支援に　石巻信金、フードドライブ設置　本店と４市１町７支店

　石巻市の一般社団法人フードバンクいしのまきと石巻信用金庫は、家庭や職場などに眠っている食品を連携して集め、生活困窮者に届ける「フードドライブ」を今年も始めた。

　中央３丁目の石巻信金本店営業部をはじめ、石巻地域２市１町と登米市、大崎市にある７支店の計８店に受け付けボックスを２５日まで設ける。

　受け付ける食品は賞味期限が１カ月以上残り、常温保存可能で未開封の物。具体的には米や小麦粉、麺類、菓子、各種飲料、粉ミルクや離乳食、缶詰といった保存食、インスタントやレトルト食品、乾物など。野菜などの生もの、冷蔵冷凍が必要な食品については別途相談に応じる。

　店舗内のボックスで回収し、各店の窓口営業時間の午前９時から午後３時まで受け付ける。

　同信金が協力するフードドライブは３年前に始まり、今回で４回目。フードバンクいしのまきの末永博代表は「物価の急上昇が困窮世帯を圧迫している。年末年始を控える中、さらに苦しい状況が予想される」と語り、市民の幅広い協力を呼びかける。

　連絡先はフードバンクいしのまき０２２５（９８）５９９６。