秋の火災予防運動始まる 園児、元気に「火の用心」 女川でパレード
秋の火災予防運動が9日、全国一斉に始まった。JR女川駅前の商店街では、町立のしおかぜ保育所と第四保育所の園児らがパレードで火の用心を呼びかけた。
駅前広場であった出発式で、町消防団の佐藤孝義団長(70)は「今日は火事を起こしてはだめですよとお願いしながら歩きます。皆さんも火遊びしないように心がけてください」とあいさつした。
パレードは海に向かって伸びるれんが敷きの遊歩道約200メートルで実施し、年中と年長の園児計61人が参加。法被姿の園児たちは町や女川消防署、町消防団の関係者らと共に遊歩道を練り歩き、拍子木を鳴らしながら「火の用心」と元気な声を響かせた。
第四保育所年長の阿部涼夏ちゃん(6)は「音をそろえてできて楽しかった。火遊びはしていないけど、これからもしないようにする」と話した。
火災予防運動は15日まで。期間中は各消防署や関係機関による行事などを通して防火意識向上を図る。