少年軟式野球 河南西、2大会Vへ闘志 走塁を武器に全員野球
石巻市河南西中野球部の1、2年生14人が26日、宇都宮市で開かれる第25回関東・東北・北信越少年新人軟式野球大会に出場する。3月には静岡県で開催の全日本少年春季軟式野球大会も控える。高橋智也主将(14)は「諦めない力があるチーム。どちらの大会も優勝を目指したい」と闘志を燃やす。
同校は9月の県少年新人軟式野球大会で優勝し、東北少年軟式野球新人大会と3月の全国大会への出場権を獲得。10月に宮古市であった東北大会でも1位を勝ち取り、関東・東北・北信越大会の出場を決めた。
県大会決勝、東北大会準決勝や決勝戦など、多くの試合で逆転勝ちしてきた。高橋主将は「新体制から特に走塁に力を入れている。二死の場面やゴロでも諦めずに走ったことが内野安打や相手の失策につながり、逆転できた」と振り返る。
平日の1時間程度の練習に加え、土日は野球経験のある保護者がコーチとして指導に当たる。チームはスローガンに「全員野球」を掲げ、自分たちの役割を意識して取り組んできた。
関東・東北・北信越大会では、各地方の代表計16チームが優勝を懸けて競う。主戦でもある高橋主将は「自分たちの良さや強みを発揮し、対戦相手の良さも学びたい。優勝を目指し一試合一試合で気を抜かず、集中して臨む」と意気込んだ。