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蒸しがきに行列 東松島市産業祭にぎわう 物産販売も盛況

東名地区産の蒸しがきを受け取る来場者(右)

 「復興感謝 第2回東松島市産業祭」(実行委主催)が20日、矢本東市民センターを主会場に開かれた。東日本大震災からの再生を目指す地元産業のPRと、復興支援への感謝を伝えるため昨年スタートした。旬の味覚が味わえるコーナーのほか、野菜の品評会、商工業者の製品展示なども人気を集め、多くの来場者でにぎわった。

 地元の農水産・商工業者らが約40のテントを並べた。東名地区産の蒸しがき4000個を無料で振る舞ったコーナーには午前、午後とも開始前から行列ができた。旬の野菜や果物、ノリうどんなどが購入できるエリアも人であふれた。

 大曲地区体育館では商工業品の展示会のほか、地元農家が育てた白菜、ネギ、トマトなどを展示。野菜は品評会や販売もあり、来場者は自慢の技術に感心し、お目当てのものを買い求めていた。

 仙台市から訪れた会社員本田孝次さん(64)は「海と山のおいしいものがたくさんあって迷ってしまう。1日いても飽きない」と話し、カキを堪能した同市向陽台小3年の鈴木陽翠(ひすい)君(9)は「身が大きくておいしかった」と笑顔だった。

 産業祭では食育関連や観光情報を発信するイベント、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ環境イベントも同時開催。東松島消防署では車両の乗車体験などもあった。

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