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<創作現場/私の相棒>「丸のこ、皮むき」 木との格闘、命吹き込む

こけし工人・大沼秀顕さん

 大崎市鳴子温泉中心部にある大沼こけし店。大沼秀顕さん(66)の自宅を兼ねる店奥の工房に緊張感をもたらしているのが、「丸のこ」だ。スイッチを入れると、直径55センチのむき出しの刃が高速で回る。大沼さんが材料のミズキを刃に当て、瞬時に必要な長さに切り分けていく。

 「最初は怖かっ…

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