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ニュージーランドの高校生とオンライン交流 矢本東小6年生、英語で質問

ニュージーランドの高校生と英語でオンライン交流する6年生

 東松島市矢本東小(児童465人)で21日、6年1組の児童37人がニュージーランドの高校生とオンラインで交流した。授業で学ぶ英語をコミュニケーションの手段として活用し、異文化理解を深めたほか、「外国人と臆せず話がしたい」と英語力の向上へ学習意欲を高めた。

 6年生の英語は年間70時間。オンライン授業は英語専科の佐賀真由美教諭と担任の川綱義朗教諭が担当した。ニュージーランドの高校生は学校で日本語を選択するクラスの2年生6人。

 児童たちは互いの国のミニ国旗を片手に持って振りながら、国際交流を体験するムードを高め、学校や東松島市の特産品、人気アニメなどを英語で紹介した。

 互いに最初のあいさつは日本語で「はじめまして」。児童が英語で「ベースボールのゲームは好きですか?」と質問すると、「オー、イエス!」と即座に返答があり、教室は湧いた。

 フリートークでは、元気のいい女子児童が「好きなスポーツはラグビーですか? 私はバレーボールです」と問いかけた。日本語クラスの担任教諭が高校生に好きなスポーツを挙手させた結果、サッカーが2人、ラグビーが1人で、バレーボールはゼロだった。教室は笑いに包まれた。

 高校生が話す生きた英語が早くて聞き取れず「ゆっくり言ってください」と聞き返す場面も。最後は高校生が「さよなら」、児童が「thank you very much」で会話を締めくくり、再会を願った。

 水野茉緒さん(12)は「いざ英語を話すとなると難しかった。外国人と交流し、他の国の文化に触れることができた」と笑顔で話した。黒田結仁君(11)は「英語が好きなので、国際交流の体験を今後に生かしたい」と感想を述べた。

 30日は6年2組の児童34人がオーストラリアの中学生とオンライン交流する。

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