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互市にぎわう 和渕で3年ぶり、会話弾む きょうまで

 石巻市和渕地区の初冬の恒例行事「和渕恵比寿講(えびすこう)互市」が26日、和渕神社前通りで始まった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりに開催。食料品や日用品が数多く並び、大勢の買い物客でにぎわいを見せている。27日まで。

 和渕新栄会と仙北街商協同組合が主催。地元農家や商店が手がけた大根、ネギ、赤カブといった野菜や漬物をはじめ、和菓子やパン、花などの商品が手頃な値段で販売され、来場者が目当ての商品を買い求めた。

 焼きそばや大判焼きなどの屋台には多くの家族連れが集まり、築約100年の蔵を生かし、今春開所した「鈴寛ギャラリー」にも多くの人が足を運んだ。

 毎年訪れていたという石巻市蛇田の鈴木啓子さん(84)は「農産物を買うのが楽しみだった。白菜やネギがあったのでキムチにしたい」と笑顔だった。

 和渕新栄会の鈴木義彦会長は「近年、昔ながらの雰囲気が楽しめる市が少なくなっているので無事に開けてホッとした。高齢化やコロナ下などと向き合いながら頑張る地元商店などを応援してほしい」と話した。

 時間は午前9時から午後3時まで。駐車場は会場近くの和渕水辺の楽校などが利用できる。

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