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戦争の記憶 現代につなぐ 仙台出身・山野辺太郎さん 新刊「孤島の飛来人」

強制疎開の北硫黄島に風船で漂着

 六つの大きな風船にぶら下がったスーツ姿のサラリーマンが、横浜の夜空に飛び立ち、絶海の孤島に漂着する。仙台市出身の作家、山野辺太郎さん(47)の新刊「孤島の飛来人」(中央公論社)は、とぼけた風味の会社員小説の体裁を取りつつ、消えゆく戦争の記憶を現代につなぎ留めようという…

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