日本紅茶協会「おいしい店」認定 女川・TEAVER TEAFACTORY、県内2店目
女川町の地元市場ハマテラスにある紅茶専門店「TEAVER TEAFACTORY(ティーベル ティーファクトリー)」が11月、日本紅茶協会(東京)の「おいしい紅茶の店」に認定された。県内では2店目、東北でも4店目で、本年度東北から選出されたのは同店のみだった。
おいしい紅茶の店の認定制度は1988年に始まり、推薦を受けた店を協会が独自の基準で調査し認定している。既存の認定店も全店4年ごとに再調査され、本年度は新規を含め専門店やホテルのラウンジなど全国235店が登録された。
調査方法や基準などは明かされていないと言い、内海康生(やすなり)代表(37)は「いつ調査に来られたのかも分からなかった。驚いたが、認定は光栄でとてもうれしい」と喜ぶ。
ティーベル ティーファクトリーの前身は、日本茶専門店。2018年に町内に店舗を構え、内海代表がフランスの紅茶メーカーの日本法人に勤めていた経験を生かして21年に紅茶専門店にリニューアルした。
茶葉は生産農園にまでこだわり、インドやスリランカなどから厳選した新茶だけを仕入れている。日本茶も用い、オリジナルのブレンドティーを約30種類販売する。店内では紅茶のほか、手作りのランチコースやアフタヌーンティーなどが楽しめる。
店では軟水の天然水を使い、茶葉により湯の温度や抽出時間を調整。最もおいしい状態で提供している。本格的な味わいを広く知ってもらいたいと、1ポット550円からと価格を抑えているのもこだわりだ。
アパレルブランドや美術館、カフェなどからのオリジナル商品の依頼も増えている。内海代表は「日本一のティーファクトリーになるのが目標。気軽に来店し、ゆっくりと紅茶を楽しんでもらいたい」と話した。
営業時間は午前10時~午後5時(ラストオーダー午後4時半)。定休日は日曜、月曜、祝日。連絡先は0225(25)5216。