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仙台・母子心中「いじめ重大事態」答申 遺族、複雑な心情吐露 関連性は解明されず

 仙台市泉区で2018年11月、寺岡小2年の女子児童へのいじめを苦に母親が児童と心中したとみられる事件で、市いじめ問題専門委員会が市教委に答申書を提出した6日、遺族は市役所で記者会見し、複雑な心境を吐露した。いじめ防止対策推進法に基づく「いじめ重大事態」との判断が適当とした一方、「いじめと死の関連性」は解明されなかったからだ。

 遺族は「評価できる部分もあるが、まだ精査が足りない部分もある。両方あったというのが率直なところだ」と、答申書に対する考えを示した。

 答申書はいじめの事実を認めた上で、女子児童の心身被害の可能性に言及し、学校の不適切な対応も認定した。「いじめが原因なのに、当初は家庭内の事…

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