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プロの指導で撮影 「太平洋写真学校」3年ぶり、愛好家集う 石巻

女川法印神楽の舞を撮影する参加者

 プロ写真家の指導を受けながら、石巻市北上地区の郷土芸能や豊かな自然景観などを撮影する「第17回太平洋写真学校-北上教室」(にっこり写真セミナー実行委員会、同市主催)が3、4の両日、同市北上総合支所を主会場に開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年続けて中止しており、3年ぶりの再開となった。

 県内をはじめ、東京や千葉など首都圏から写真愛好家31人が集った。初日は開校式の後、東北風景写真家協会の竹内正会長、日本写真家協会の井村淳さん、清水哲朗さんの3人の講師別に神楽や風景などの撮影実習が行われた。

 神楽の撮影は釣石神社境内の特設ステージで行われた。北上地区の女川法印神楽が代表演目の一つ「笹結び」を演じ、参加者はさまざまなアングルから、神楽の舞を切り取っていた。

 移動した新北上川河口のヨシ原では、夕景の中、北上地区らしい豊かな自然が織りなす景観にカメラを向けた。仙台市から参加した男性は「旧知の人と再会できたし、相変わらず北上は写真愛好家にとってすてきな場所だ」と話した。

 1日目は日没まで撮影を行い、宿泊先の「追分温泉」に移動。2日目は自由行動で存分に撮影した後、再び総合支所に集合。講師が希望者の写真を講評したほか、講師3人それぞれの講演があった。

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