環境省グッドライフアワード 石巻・大谷地小に特別賞 SDGs活動を評価
石巻市大谷地小(児童114人)のSDGs(持続可能な開発目標)に関する活動が、環境省主催の第10回グッドライフアワードで実行委員会特別賞の「子どもエンパワーメント賞」を受賞した。7日、関係者が市役所を訪れ、斎藤正美市長に報告した。
グッドライフアワードは環境と社会に良い活動を表彰し応援するプロジェクト。同校は2021年度から2年間、全校挙げて取り組んだ。鹿野宏美校長は「リサイクルと防災、国際協力の取り組みが認められた。SDGsの活動が社会を変える」と説明した。
児童代表の5、6年生6人が地球温暖化や貧困、ジェンダー平等について各自の取り組みを発表した。6年佐藤美希さん(12)は「環境に配慮し身近にできることから取り組む」、5年千葉愛莉さん(11)は「地域の人に男女平等を広めていきたい」と話した。
斎藤市長は「未来を担う皆さんの努力が報われた。受賞は石巻市にとって誇り。一緒にSDGsの活動に取り組んでいきたい」とたたえた。
使用済みの詰め替え容器の回収や北上川のヨシを活用した紙すき体験、地域の危険箇所や避難方法を盛り込んだ防災マップの作成にも取り組んだ。