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息弾ませ麦踏みサッカー 名産PR兼ね、東松島で教室 小学生親子ら楽しむ

サッカーをしながら麦を踏む参加者

 地域の名産を知ってもらおうと、東松島市の一般社団法人東松島みらいとし機構(HOPE)は「麦踏みサッカー教室」を10日、同市野蒜地区の麦畑で開いた。地元や県内の小学生親子約40人が参加。ベガルタ仙台スクールコーチの指導の下、サッカーを楽しみながら麦踏みを体験した。

 東日本大震災で被災した野蒜地区で「希望の大麦」を栽培する農業生産法人アグリードなるせ、ベガルタ仙台との共催。麦踏みは麦に冬の乾燥や寒さに備えさせる作業で、現在は一般的に機械で行う。

 参加者は1列になって横歩きで一歩一歩麦を押しつけるように踏んだ。引き続き麦踏みを兼ねたサッカーの練習に入り、ドリブルやボールを蹴りながらの鬼ごっこなどで楽しく足さばきと麦を鍛えた。

 名取市愛島小1年の佐藤智幸君(6)は「麦踏みは初めて。サッカーが好きだから楽しかった」と息を弾ませた。HOPEの引間世枝美理事・事務局長は「収穫時期の麦畑は本当に美しく、子どもたちに大麦のことをもっと知ってほしい」と述べた。

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