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サンタは皆にやって来る 石巻地方各地でXマス行事

神戸国際支縁機構、今年もケーキ届ける

プレゼントを贈呈し、記念撮影する岩村理事長(後列左から3人目)ら関係者=石巻祥心会
ろうそくを手にする参加者=石巻中央公民館
女性客でにぎわったイベント=ナリサワ・カルチャーギャラリー

 東日本大震災後に石巻市内で支援活動を続ける社団法人神戸国際支縁(しえん)機構(岩村義雄理事長)は20日、同市門脇の社会福祉法人石巻祥心会を訪れ、ケーキなどのクリスマスプレゼントを届けた。

 12回目となる今回は、活動趣旨に賛同する「玉の肌石鹸」の三木晴雄会長からクリスマスケーキ30箱、「チュチュアンナ」から靴下の提供を受け、支縁機構が用意したドーナツ、パンとともに神戸市から15時間かけて運んできた。

 スタッフらとサンタクロースに扮(ふん)して登場した岩村理事長は「市民との年賀状のやりとりでケーキを楽しみにしている人も多い。食べてクリスマスを楽しんでください」とあいさつ。

 石巻祥心会の宍戸義光理事長は「遠い神戸からいつも気を使ってもらい、ありがとうございます。みんなでおいしくいただきます」とお礼を述べた。ケーキは夕食後に石巻祥心会の障害者支援施設「きたかみ園」の利用者らが味わった。

 機構は渡波地区などの高齢者世帯にも計40箱のクリスマスケーキなどを届けた。

国際サークルの外国人ら、ダンスやゲーム楽しむ

 石巻市の国際サークル友好21のクリスマス会が18日、石巻中央公民館で開かれた。ペルーやインドネシアなど出身で、友好21の「楽しい日本語教室」で学ぶ約10人が参加し、トナカイの角やサンタクロースの帽子をかぶってクリスマスソングに合わせたダンスやゲームを楽しんだ。

 キャンドルサービスでは照明を落とした会場を、ろうそくの光がやさしく包みこんだ。進行役の「メリークリスマス!」のかけ声に参加者はクラッカーを鳴らして応えた。

 ベトナム出身のグェン・クアン・ヴーさん(29)は「地元ではクリスマスの文化がなかったので楽しい」とうれしそうに話した。

 クリスマス会は新型コロナウイルスの影響を受け、3年ぶりの開催。例年は各国の郷土料理などを持ち寄り、日本語教室の生徒以外の参加も受け付けたが感染対策のため見送った。

女性経営者らがイベント企画

 「フィーリングアップ」と題したクリスマスイベントが18日、石巻市駅前北通り2丁目のナリサワ・カルチャーギャラリーで開かれた。「体と心と美とハンドメイド」をテーマに、仙台市や石巻市などの女性経営者らが企画した。

 会場にはインドから直輸入したテーブルクロスやランチョンマットをはじめ、ハワイの生地雑貨、アクセサリー、布小物など計17ブースが並び、華やいだ雰囲気に包まれた。

 タロットカードや筆跡鑑定などのバラエティーに富んだ占いをはじめ、足つぼ、耳つぼ、ボディーケアといったコーナーも用意。女性客の人気を集めた。

 現役トレーダー海老名功さんの「お金の学校セミナー」講演会や花柳流日本舞踊師範の花柳優和沙さんによる日本舞踊・長唄「花の三番叟(さんばんそう)」の披露もあった。

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