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新年へ気を引き締め、仕事納め式 石巻地方2市

幹部職員らが出席した石巻市の仕事納め式
渥美市長の訓示を聞く東松島市職員

 石巻地方の官公庁や企業の多くは28日、仕事納めをした。新型コロナウイルスや物価高騰などの対応に追われた一年。それぞれに今年の労をねぎらい、新年に向け気を引き締めた。

石巻市 成長力確保へ奮起を

 石巻市の仕事納め式は市議会議場であり、幹部職員約60人が出席。斎藤正美市長が新型コロナウイルスの濃厚接触者になり、27日から公務を見合わせているため、渡辺伸彦副市長が訓示を代読した。

 石巻川開き祭りなどコロナ禍で中止が続いていた多くのイベントが今年、再開したことに触れ「感染拡大防止と社会活動の維持が図られた」と振り返った。

 一方で、人口減少や物価高の影響に対する危機感を強調し「将来にわたって成長力を確保する地方創生の取り組みがより重要になっている」と奮起を促した。

東松島市 力合わせ新しいまち

 東松島市は市コミュニティセンターで仕事納めの式を開き、職員ら約120人が参加した。渥美巌市長が職員に訓示し、「新型コロナウイルス対策と合わせ、市民のために通常業務を遂行するのが仕事。激動の1年だったが、航空祭の開催や海開きなど、いいこともあった」と振り返った。

 市は今年、環境省の脱炭素先行地域などに選ばれた。「市にとって歴史的なこと。苦労をかけたが、皆さんの取り組みが評価された」と感謝し、新年に向けて「さらに新しい東松島をつくっていくため、みんなで力を合わたい」と述べた。

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