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共生社会実現へスクラム 石巻市の社会福祉法人17団体、連絡会を設立

あいさつする市社協の林会長

 石巻市内で活動する17の社会福祉法人がスクラムを組んで、地域公益事業などに取り組み、市民の福祉向上や地域共生社会の実現を目指す「石巻市社会福祉法人連絡会」が設立された。情報交換や研修などを通して資質向上に努め、「信頼される社会福祉法人」をより確立させる。

 同市開成の市社会福祉協議会生活支援センター「こむこむ」で19日、設立会があり、関係者ら約30人が出席した。

 連絡会発起人の林久善市社協会長が「近年の社会状況は複雑かつ複合的。市、法人間の連絡、協働体制を図りながら取り組んでいきたい」とあいさつ。斎藤正美市長は「力を結集し、市も心強く感じている。新たな思いで次のステップに踏み出す連絡会に期待したい」と激励した。

 設立趣意書案や規約案を満場一致で採択。初代会長に林会長、副会長に斎藤仁一氏(和仁福祉会)、芳賀信幸氏(なかよし会)、監事に菅野隆氏(旭寿会)、須藤雄市氏(石巻ひまわり会)をそれぞれ選出した。副会長以下、すべて各法人の理事長。

 連絡会の設立は2016年の社会福祉法の改正で、地域における公益的な取り組みが社会福祉法人の責務として位置づけられたことが背景にある。

 今後連絡会では、各法人から1人ずつ選出した幹事で幹事会を編成。各種事業の計画立案などに入る。「こども」「障がい者」「高齢者」の3部会の設置も見込み、これまで培った専門知識や地域貢献活動の経験を生かし、よりニーズに合った対応に努める。

 加盟した17の社会福祉法人は次の通り。

 市社会福祉協議会、石巻祥心会、石巻ひまわり会、一視同仁会、輝宝福祉会、旭寿会、慶和会、向陽会、喬希会、つつじ会、東北福祉会、なかよし会、ひろぶち、ふれあいの里、みやぎ会、夢みの里、和仁福祉会

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