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石巻の良さ、発信強化を 市と観光団体が懇談会 コロナ下の振興策考える

観光施策について意見を交わした懇談会

 石巻市の観光政策を考える懇談会が16日、同市山下町1丁目の飛翔閣であった。市、観光関係団体がそれぞれの取り組みや考えを共有し、新型コロナウイルス下での観光振興を考えた。

 懇談会は石巻観光ボランティア協会が主催し、初めて開いた。市、石巻観光協会、石巻圏観光推進機構の代表らを招き、観光情報の発信強化などコロナ下で必要とされる取り組みや今年100回目を迎える石巻川開き祭りについて意見を交わした。

 石巻観光協会の後藤宗徳会長はインバウンド獲得強化など「ウイズコロナ」の取り組みを強める必要があると強調。「石巻の良さの発信に今まで以上に力を入れていきたい」と語った。

 石巻川開き祭りについて官民でつくる記念事業検討委員会が開催コンセプトに掲げる「市民総参加」について観光ボランティア協会会員は「地域の踊りや郷土芸能などで参加しませんかと働きかけるのも一案では」と提案。市や観光協会は「郷土芸能での参加も一つの案。綱引きのほか、玉入れ大会などで広範囲の子どもたちの参加を募る案も出ている」と話した。

 石巻観光ボランティア協会の斎藤敏子会長は「観光施策にもっと遊び心を取り入れてほしい」と指摘。「市民が楽しめなければ外からの人も呼び込めない。まず市民が楽しむという観点がもっと必要」と求めた。

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