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3月11日追悼行事 84の竹あかりで大川小照らそう 毎週日曜製作、参加者募る

切った竹を運び出す参加者

 東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が犠牲になった石巻市旧大川小で3月11日、竹灯籠に追悼の明かりをともす「大川竹あかり」が実施される。遺族らでつくる主催団体は1月29日、灯籠の製作ワークショップを始めた。多くの人に参加を呼びかけ、震災の教訓も伝える場にする。

 初日は遺族や一般参加者ら約10人が参加。大川地区の竹林から高さ10メートル、直径10センチ以上の竹を選び、チェーンソーやノコギリで約60本を切り出した。

 大川竹あかりは震災11年を迎えた昨年、震災10年を超えて風化が進むことを防ごうと初めて企画。犠牲者の数と同じ84本の灯籠に明かりをつけ、追悼の祈りをささげた。

 主催する一般社団法人「大川竹あかり」の佐藤和隆代表理事は「次の災害に備えるためにも震災のことを風化させてはいけない。今年も多くの人の力を借りて開催したい」と話した。

 ワークショップは3月11日までの毎週日曜、午前10時から開催する。2回目の2月5日以降は竹を切ったり穴を開けたりし、灯籠を形作る。希望者は無料で参加できる。連絡先は佐藤代表理事080(3337)6779。

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